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脈々と受け継がれる伝統の技
創業140年余の誇り
江戸時代から農具である箕の生産地として知られた宝塚・西谷。
元禄時代の地誌「摂陽群談」にも記載されているほど
その生産は盛んなものだったようです。とはいえ、それは
農業だけでは生活が成り立たなかったための余業でもありました。
明治時代になって、エビスシマダの初代・島田小太郎が中心となって
考案した「福箕」は、実用品としてだけでなく
縁起物として箕の販売量を伸ばし、地域経済を押し上げる原動力となったのです。
エビスシマダの敷地内には、初代たち三翁を顕彰する「福箕頌徳碑」が立てられています。
歴代当主
- 島田 小太郎
Kotaro Shimada
- 明治10年頃、雑穀用の箕に恵比須大黒の絵を張り神社の祭典に売り出す。
河内人形をヒントに土面を考案。
- 島田 秀次郎
Hidejiro Shimada
- 小太郎のあと、一時途絶えていた福箕の生産を再開。
昭和初めの戦時品統制下も生産をつづける。
- 島田 繁一
Shigekazu Shimada
- 戦中戦後と家業を担い、戦後の復興に努める。
昭和31年、福箕元祖三翁を頌える頌徳碑を建立する。
- 島田 秀治
Hideharu Shimada
- 父・繁一とともに家業を担い、父逝去の昭和41年からは当主として意欲的に活動。
中国・関東地方まで販路を伸ばし、昭和63年には法人成りを果たす。
- 島田 康治
Koji Shimada
- 幼き頃から家業を手伝い、平成15年から代表取締役社長に就任。
さらなる販路拡大に努め、インターネットによる販売にも着手。